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土曜日, 7月 28, 2007

意外なところに京アニ情報(の間接ポインタ)

SF翻訳者の大森望氏のサイトの07年7月16日~17日にこんな文章が、

アニメの国のえらいひとたち(氷川竜介、藤津亮太、小川びい)と浜松町のタリーズで20分お茶を飲む。 氷川、藤津両氏は、サイゾー8月号の宇野常寛原稿についてる「最新オタク・マスコミMAP」によると、御用ライター文化圏に分類されるらしい。シャカイ派の80年代ノスタルジィ中年だそうです。ふうん。ノスタルジィで言うならむしろ70年代派なんじゃ……。小川びいは朝日新聞に原稿書いてるのに、MAPには名前も入ってない。まだまだってことか。更科修一郎と宇野常寛はセカイの中心にいるのにな!
 ……というような話はまったく出ず、もっぱら京アニの監督人事が話題でした。ふうん、そんなことになってのか。全然知らなかったよ。


藤津亮太氏はオトナアニメVol.5でも寄稿してたから、例の山本寛インタビューのでの情報も持ってるんでしょう。

ライター関係のブログなどをウォッチしていたら、オトナアニメVol.6のやまかんインタビュー後編の前に何か情報キャッチできるかも。

日曜日, 7月 15, 2007

ハルヒ2期への暗雲

絶望した!! NewType8月号の、あまりの情報量の無さに絶望した!!!!

七夕の2期決定の正式報に喜び勇んで7月10日発売のNewType8月号買ったさ。
見開き2ページ、新聞広告以上の情報なし。例の七夕の地上絵のネタがあるぐらい。

次の2ページにいたっては、

「さて2期とは何か考えてみよう」「今の俺達にはわからない」

・・・・・・なんじゃそりゃー!!!!!!

新聞全面広告かけて、それだけかよ・・・・・・・・・

 開始時期は? スタッフは? 笹の葉は? 消失は?
 谷川/賀東の脚本は? そういえば驚愕は・・・・

あったのはゲームの告知だけって、ぉぃ。

で、追い討ちをかけたのが一緒に買ってきた「オトナアニメVol.5」。
もう既に皆さんご存知での山本寛インタビュー。6月に既にフリーになっていたことが公に。

そいでもって12日「おおきく振りかぶって」のEDのクレジットに「やまかん」の名が。
やっぱり京アニから相当距離ができたしまったのかなぁ。2期はやまかん無しなのかなぁ。やんちゃしてくれる人がいないと超監督ハルヒの世界に制作側が振り回されるのではないかなあ。

・・・・ここに来て、今回のハルヒ2期発表の先行きに、ものすごぉーい不安が。

よく考えてみたら不安材料が山ほど

・件のNewTypeの記事、そのすぐ後ろは、らき☆すたを使ったあからさま穴埋め記事。
 本当は10ページ使ってハルヒ2期の特集記事だったんじゃないの?
 それができなかったんだとしたら、直前にあまりにも大きな状況変化があったということななのか。やまかんフリーと関係するのか。

・邪推「京アニのスケジュールへのこだわりのせいでハルヒ2期が一向に進まない角川側が痺れを切らして、やまかんをはがして独自にハルヒ2期の体制とろうとしてぐちゃぐちゃになってしまった、とか」

・あそこまで発表できる情報がないのに七夕に強行で広告うったのは後に引けないなにかがあるのか。株価とか。

・七夕のあれのグダグダさ加減はこれまでのOfficailサイトのサプライズイベントと比べ、あまりにも内容がない上に、原作へのレスペクトや祭りを盛り上げる要素に欠ける面が多すぎる。今回のパブリシティに京アニのセンスが全く見えない。ハルヒのアニメ版については京アニにある程度権利があるから、大丈夫だとは思うがほんとに京アニでいけるのか?

・以前、角川からニコニコ動画への一斉削除要請の騒ぎがあったが、あれってらき☆すたDVD第1巻発売の直後なんだよね。DVDの売り上げの見込みがかなり狂って、あわてて動画削除に動いてしまった、とか。今でも限定版在庫あるしねえ。価格設定からしてマーケティング間違えてないか。

・「驚愕」はほんとに大丈夫なんか・・・・・・・・

金曜日, 7月 06, 2007

ハルヒ2期

いやね、ここんとこ妙にハルヒ関係キーワードでの検索が多かったもんで、もしやとは思ってたんですが、

MOON PHASE 雑記 (2005.7.5)より

■[タレコミ]TVA「涼宮ハルヒ」二期決定!
ハルヒといえばうってつけの日にSOS団公式サイトにて発表とのこと。また、7月10日発売のアニメ誌から一斉に情報解禁の模様。

素直にうれしい。これにつきる。

「うってつけの日」で7月10日より前ってことは
                ・・・・自明ですね。

  #あ、今年はまだ願いごと描いてなかったな

さあ、これでネタ帖のこやしになってたハルヒ関係ネタを一掃させるモチベーションになるかな。

土曜日, 4月 21, 2007

アニメ:ハルヒ厨の異常な愛憎 ~あるいは私は如何にしてスルーするのを止めて らき☆すた を愛するようになったか

みっくるんるん・でハルヒに嵌る
(ざっくりと略)

あーぁ終わっちゃったなあ。あとはDVDで楽しむか。
次Kanon? エロゲ知らんパス

ハルヒ2期は10月だと?! 消失だ消失だ

らき☆すた? なにそれ。4コマ? パスパス

らき☆すた2クールだと・・・・ 10月ハルヒむりポ orz

らき☆すた始まる。なんかOPで騒いでるけどスルーだスルー

あれアクセス増えてる。らき☆すたアンチスレからか。
山本監督たたかれてるのか。

どれOPみてみるか・・・・何この電波系。頭いたい。
まあ、ダンスは狙いどおりだろう。あー萌え系ね。はいはい。

本編ゆる~。けど、たたかれるほどかな?丁寧だし。
あのOPだってカメラワークとか結構いいとこあるぞ。

OPサビのとことかカッコいいよな。ベースとかすごいな。

らき☆すた記事増えてきたなあ。なになにイマジナリーラインが、
ほうほう、春日部がふんふん、風俗っておいおい、

なんだかんだで毎日OP観てるような・・・・・

あ、第2話。おお画面分割。デ・パルマかよ。
WW小ネタ詰めすぎWW
何ED前回の続きかいな。どっちの曲も全然知らんがな(w 
ふつーにおもろくなってきたな

あーいまーい、さんせんち

あ、またOPのMADうぷされてる。 うまー wwwww

某所:ちょwwwww “みWiki” って、誰がうまいこ(r

DVDリリーススケジュールね。うわ、ぼったくり。まあもともと
スルーだもんね。1回みりゃ充分

・・・げつよーびなのにきげんわるいの・・・・はっ、今、鼻歌してた・・・?

・・・・え、オーディオコメンタリ・・・・ い、いやスルーだスルー

やっぱり原作読んどいたほうがいいかな・・           ← 今ココ

べ、べつにそれほど読みたい訳じゃないんだからね。(誰に言い訳してんだ)
画面演出を語るマナーとしてね・・3巻amazonポチッとな    ←時間の問題

・・・・・・・・・・・・そもそも京アニが4コマを持ってきたのは、
オタク主人公の自己言及を基本フレームとしてだなあ・・・・・・・

地デジだ。どうせ2011年には買わねばならんのだし。

何!DVD全巻予約で限定絵コンテ集だと!!!(注:妄想です)
ス、スルーだ・・・・・・・・・・・ポチッとな

かがみは俺の嫁ー!!!!! いや、やはりこなたを



誰か「もってけセー(略)」の私の脳内リフレインを止めてください・・・・・

日曜日, 4月 15, 2007

アニメ:「らき☆すた」が賛否両論のようだが・・・・・

金曜日に妙にハルヒ関係のアクセスが増えたので「新刊が出るだけで反応があるのかなぁ」などと思っていたのだが、実は2chの『らき☆すたアンチスレ Part2』に、ハルヒ: 検証 ライブアライブとリンダリンダリンダのURLが貼られていたのが原因だったみたい。スレがdat落ちしたと同時にアクセスなくなったのでほんとに一過性だったけど。

山本監督のパクリ疑惑の文脈で参照されてたのだが、なんにせよ議論の材料として紹介していただけたのは感謝。けど、なんの説明もなくURLだけ貼られているもんだから、結局スレ上は完全にスルーだったのが、ちと残念(^^;
 
たぶんURLを貼った人は「確かに『ライブアライブ』は『リンダリンダリンダ』から構図を拝借しているが、単なるパクリではないよ」という例を示したかったのだろう。まあアンチのスレだから肯定的なコメントをつけにくかったのもしょうがないか。


という訳で「らき☆すた」第1回を観てみた。
せっかくだからOPとさわりに当サイト的にコメントしておこう。

ダンスの動きと音楽については散々語られているので、これは置いといて、注目したいのは美術。ダンス以外のカットの背景は実在のもので、ハルヒの時と同様に、今回は春日部でかなり細かなロケハンをしたもよう。
萌え系4コマが原作なんだから舞台のリアリティは必ずしも必要ないと思うのだけども、やはりそこは京アニ、まずは原作を背景から含めて徹底的にリサーチしたのだろう。

そもそも原作キャラがとっとも漫画的であるため非常に平面的にならざるを得ないのだが、しょっぱなの派手なダンスから、静的な春日部の風景に移行させ、ここにキャラを小さくはめこみ、リアリティのある世界と萌えキャラをうまく溶け込ませている。しかもどっかで見たことあるような仕草まで入れて、視聴者のツボをはずさず、なかなかに手が込んでいる。

本編構成も単調に見えて結構考えられている。
いきなりゆるーい女子高生のだべりには入っていない。まず校庭での情景を、短いながら丁寧に描いて、こなたの走るシーンの漫画的な表現をクッションとして本編の漫画構図のシーケンスにつないでいる。このあたりにも原作をいかにしてアニメの世界に持ってきて表現するかを考えてのことだろう

どうも件のアンチスレでは、本編のゆるさが期待はずれだったようで、「山本監督憎し」となっているみたいなのだが、少なくとも、上記のように、OPから本編までのシーケンスをみるだけでも原作を相当咀嚼して、アニメとしての表現を考えた上での形だと思う。京アニの丁寧さは決してハルヒにひけをとっていないだろう。
だから作品の評価はもう少し展開をみてからでもいいんではないかな、と思うのだが。


あと、カメラワーク的注目点はOPのチアダンスのシーン。

背景の校舎をフォーカスはずした、チア陣形を望遠で捉えた構図。望遠構図は奥行きが圧縮される。これ、平面的なキャラクターを逆手にとったものである。さらに背景の動きで横ドリーを表現するカメラワークによって、キャラのダンスに校庭での空間の広がりを感じさせている。
OPでこのチアダンスのシーンは、曲もサビの一番の盛り上がるシーンであり、サビのシーケンスでのタメから開放に繋がる流れにマッチした絵を、最小限のカメラワークで見事に構成している巧みな演出だと思う

パクリだなんだと言われているようだが、山本監督は自覚的にやっているようだし(参考エントリ)実際、演出の効果は単なるパロディではなく、なかなかに感心するところが多い。
氏の引用のセンスはもっと評価されていいのでは、と思う。

水曜日, 3月 07, 2007

ハルヒ:賀東ブログ

ここ数日“賀東昭二 ブログ”の検索する人多数。なんでだろ、と思ったら、賀東招二さんだったのですね
       ・・・・・・・・うかつ
#長門由紀もいまだに検索1位なんだよなあ・・・

そんなわけで賀東招二氏のブログはこちら GATOH.COM blog style

どうも3月下旬に「フルメタル・パニック」の新刊がでるようです。検索が増えたのはこのせいかも。


で、賀東氏は「フルメタ」原作者としての知名度が圧倒的なのですが、このサイト的には

「射手座の日(放映11話)」の脚本担当であることが重要なのは言うまでもありません。
件のブログでもそのことにチラッと触れられています。

某アニメの脚本日記

いや、あの。
なんか楽しそうだったから混ぜてもらっちゃった^^;

関係者の皆様、ありがとうございました。
こういう機会があったら、また是非是非よろしくお願いいたします。

投稿者: 賀東招二 日時: 2006年06月12日


この後のコメント欄での反応もちょっと面白いです。

月曜日, 2月 26, 2007

ハルヒ:「ミクルの冒険Episode00」の必然性

演歌の女王のフォローがいっぱいいっぱいでハルヒ関係は月間になってしまってハルヒネタ期待の方には申し訳ありません。けどアクセス解析をみると、ここのところハルヒねたでこられる方で少なからず隅から隅まで読んでいってくださる方が増えているようで、ちょとうれしいです。
2月もなんとかハルヒのエントリということで「ミクルの冒険」(以下「冒険」)についてちょっと語らせていただきます。

放映開始での「冒険」のインパクトはいうまでもありませんが、ちょっと気になってたのがDVD版でも最初にリリースされたことです。しかも番外編という形で。
まあ常識的に考えれば
・インパクトのあるうちにDVDをリリースをして勢いをつけておきたい
・時系列にこだわると第6巻で「冒険」「ライブアライブ」のカップリングとなり、最大の山場である「ライブアライブ」とのギャップが大き過ぎる。
といったことが考えられるので、やっぱり番外編・パイロット編としての位置づけが自然なのだろうなあ、と納得してました。

で、ハルヒのカメラワークをあらためて確認していて、ハルヒ最大のポイント「一人称視点」の演出を深く知る過程で、「冒険」DVDにおいても最初に来るのは必然であるということがわかりました。
一人称視点演出、ハルヒはこれに始まりこれに終わると言い切ってもいいでしょう。これをアニメでどのように表現するかは相当悩んだということはスタッフのインタビューでも語られています。で、実際の演出はどうかは、物語の開始である「憂鬱Ⅰ」(放映2話)でいかんなく疲労されています。本サイトでも、一人称視点が多様なカメラワークでどのように描写されてきているのはいくつか解説してきました。以降の話でも、最終話「サムデイ・イン・ザ・レイン」を除いて、一人称視点の演出は工夫・徹底されています。非常に丁寧な演出によって、視聴者はこの一人称視点の縛りをほとんどかんじなかったのではないでしょうか。

インタビューによると、制作の初期段階で、スタッフは全部カットをキョンの「見た目」視点にすることも考えたが、それだと「ジャンピング」(手塚治虫の実験アニメ)になってしまうのでさすがにやめた、と語られています。

しかし、私が思うにこの全部「見た目」という演出は、実は「冒険」でなされているのではないかと思うのです。SOS団制作のグタグタな自主制作映画をそのまま本編とするという視聴者の度肝を抜いた体裁でついつい忘れがちなんですが、よく考えてみると、この映画は完全なキョンの「見た目」なんですよね。カメラというワンクッションはありますが。
「冒険」は自主制作映画を完全に再現することにより、普段は視聴者に意識させない「カメラ」の存在を強烈にアピールしています。この話の主人公は他でもない「カメラ」なんですね。そしてファインダーを通してこの世界を見つめていたキョンがつっこみをいれています。このエピソードによって視聴者は、「見た目」の視点を完全に刷り込まれ、これ以降のエピソードでの視点のベースを自然にキョンにおくことができるようなっているはずです。
このアニメは「キョンが世界につっこみを入れていくのをキョン視点で追いかける」ということです。
ですからDVD版においても本編の導入部として「冒険」は最初でなくてはならなかったのでしょう。
ここでさらに驚くべきことは「冒険」(メイキングである「溜息」ではなく)が既に原作に最初からあった、ということです。これを採用した京アニも凄いのですが、スタッフ達は採用決定時点で改めて「ハルヒの手のひらの上にいる」ということに思いいたったのではないでしょうか。作品世界にこれを準備していた谷川流より、ここはやはりハルヒ恐るべし、というところでしょう。

土曜日, 1月 27, 2007

ハルヒ:見た目のカメラワーク(3) フォーカス

DVDは7巻までリリースされましたが、こちらは今だに「憂鬱Ⅰ」(放送第2話)の演出分析だったりして。
(その2から予告しておきながら1月たってしまった・・・・・・)

さて見た目のカメラワークその(3)「フォーカス」です。
以下は席変えの前、キョンとハルヒの会話が成立した後の1シーンです。

休み時間になり席を立つハルヒ
それに気がつき、どこへ行くのかな、と振り返るキョン
ここからキョンの「見た目」カットになります。
前のカットでキョンが振り返ったところから自然につなげられています。
キョンは教室を出るハルヒを眺めています。
ハルヒが見えなくなったと同時に視界に割り込んでくる谷口

ここのフォーカスに注目してください。谷口ぼやけてますね。
ようやく谷口に焦点があいました。
同時に奥の生徒への焦点がはずれており、谷口へのフォーカスがより明確になっています。

最後のみっつの絵はキョンの「見た目」のカットですが視線は移動することなく固定された構図となっています。
もし、キョンがハルヒの行く先をとても気にしているのならば、ハルヒにフォローする形でズームやパンによって目で追っていることを強調したでしょうが、ここでは構図が固定されています。ということは、ここはまだ、キョンはただなんとなく「どこに行くのかなぁ」程度の注目しているんだよ、という印象を与える演出です。

しかし、ここで谷口の割り込ませて、視点フォーカスをハルヒ⇒谷口へとワンテンポ遅れて切り替えるという効果を加えることにより、その印象は塗り替えられます。谷口の割り込みにちょっとびっくりさせられたという感じが明確になるとともに、たぶんキョン自身も意識していなかったハルヒへ注視が表面化します。視聴者がキョンと視界を共有することにより、ハルヒへの視線の感覚をも自然に感じさせることに成功していると思います。

ちなみに、
固定構図におけるフォーカスの変更は、構図に奥行きのある場合、例えば役者2人が手前と奥にいるような場合に注目すべき対象を切り替える、というのが典型的な使われ方です。廊下のような狭い空間で向かいあっての会話だったりすると横からの構図は取りにくいですよね。そこでフォーカスを使ってカット割やズームを用いずに視線を誘導するわけです。

#無理にカットを割ると向きが正反対の構図に切り替わるので画面がばたばたしてしまいがち。(いわゆるイマジナリーラインへの抵触) ドラマ観てると結構そんなんがあったりします。

画像出展:DVD 涼宮ハルヒの憂鬱1より

水曜日, 12月 13, 2006

ハルヒ:2話 見た目のカメラワーク(2) 望遠

ハルヒメインのサイトのはずなのに11月のハルヒ関係、ひとつしかなかった・・・

そうゆうわけで、ひっぱったままだった「見た目」その(2)です。

谷口がハルヒの中学時代の奇行を語るシーンの一連の流れで、キョンは谷口の会話を聞きつつハルヒを遠くから眺めています。
 校舎横の階段踊り場から屋上のハルヒに気がつくキョン


このカットがキョン視点“見た目”となっています。



同様に教室から


プール脇で何ごとか思案しているハルヒをみています。

これらのハルヒのカットには共通点がありまして、超望遠で撮ったような感じで画面が揺れているんですね。(うまくGIFアニメにできなかったので確認したいかたは動画を参照ください。5分過ぎあたりからです。)もちろんキョンが双眼鏡で彼女達を見ているわけではなく、遠くのハルヒ(に注意がいっている、という表現な訳です。
この望遠カットの前後にはキョンのナレーションや視線移動の描写があるので、特別な演出がなくともハルヒのカットがキョンの“見た目”であることはわかります。ここであえて望遠の揺れを加えることによって、「遠くのハルヒを」「キョンから一方的に」見ているというキョンの心情が自然に感じられると思います。
実際の視覚では、このような望遠の揺れは起こらないのですが、TVや映画などで「超望遠」の画像というものを自然に感じられるようになっているからこそ、このような演出が効果を発揮できると言えるでしょう。

実はこの後に続く体育の授業中のシーンでも揺れる望遠のカットがあります。谷口がベスト3とする朝倉さんを挙げた時もキョン見た目です。


このカット、ハルヒに比べて明らかにアップになってますよね。つまり、ハルヒについては「なにやってんだ」という行動に注目しており、朝倉さんについては主にルックスに注意がいっているということがわかります。
#ちなみに、この次のカットでキョンは朝倉さんを上から下まで嘗め回すような見ているんですね。うむ、気持ちは良くわかるぞ。

このようにカットひとつひとつの演出が実に丁寧なもんですから、見直すほどに発見があります。
「見た目のカメラワーク その(3)フォーカス」に続きます。

木曜日, 11月 16, 2006

ハルヒ:2話 見た目でのカメラワーク(1)

“ハルヒ”はアニメ化に際して原作の一人称視点の原則を忠実になぞっています。ただし、一口に一人称視点といっても実際に映像化するには色々な方法があるので、どのような構図・カメラワークを採用するかが演出の腕のみせどころです。
#インタビュー記事によると、山本氏・石原監督ともども、相当検討を重ねたようです。

もっとも主観的な一人称視点はキョンが見ている映像で、いわゆる“見た目”というやつです。
“キョン視点”という表現ですと、「一人称視点」なのかそれtも「見た目構図」なのか区別がつきにくいので、一応表現を“見た目”で統一します。

2話(憂鬱I)は物語の導入部であり、視聴者に世界観をしっかり理解してもらうために、日常および背景をきっちり説明し、またキョンとハルヒの出会いから接近の変化を描かねばなりません。
この一連の流れのなかで、キョンの“見た目”構図とカメラワークの組み合わせが効果的に使われており、キョンの心情やハルヒとの距離感がうまく表現されています。

以下は「普通の人間には興味ありません」宣言の次の朝、キョンがハルヒの前に腰をかけるまでです。
 
 

・ハルヒは先に席に座っている

・横目で様子を伺うキョン

 #画像が多くなるので割愛しましたが、ここでのキョンの目線の動きも細かくて、気にしてないふりをしつつ目線を向けるという描写がされています。



ここまでは通常の描写です。




この次のカットがキョンの“見た目”です。(GIFアニメにしてみました。動かない場合はクリックしてみてください)
ちょっとわかり難いかもしれませんが、広角で周辺部に歪みが出ている絵であり、ハルヒが視界の隅に動くにつれて歪みが強調されています。
これは
「キョンがハルヒに顔を向けずに横を通り過ぎつつ視界の隅っこでハルヒの顔を見ている」
という状況を、キョンの見た目構図にして、それを広角レンズでの歪みという絵にすることによって、視界の隅で見ている、という表現を実現しているわけです。現実の“見た目”の絵はこうは歪まないと思いますが、一連の流れで自然に「ああ、横目でみてるんだな」と理解できてしまいます。

この次のカットでキョンは思い切って「なあ昨日のあれ・・・」とハルヒに向かって話しかけることになるのですが、上記のつなぎカットは、そこまでのキョンの様子見の心情をさりげなく表現している巧みな演出だと思います。

#その(2)に続く予定・・・・・・・・・

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日曜日, 10月 15, 2006

ハルヒ:プロアマプロ・・・・・・

レスリングといえば普通はアマチュアレスリングのことですね。最近は吉田101連勝とか女子のほうが話題。
これに対してプロレス。これはプロのレスリングでは全然ないことは皆さんご承知のとおり。遺恨がどうのアングルだセメントだと格闘技とは別の楽しみ方があるらしい。よく知らんけど。

で、アマプロレス。大学などのプロレス同好会などがそう。プロレスの技とエンタテイメントの妙を模倣したもので学園祭などではそれなりの人気そうな。

でもってこれが商業化したものとして、プロアマプロレスというものがあったりします。長州小力やアントニオ小猪木の興行なんかがそうで、これは芸人の余興から発展したものらしい。HGやインリン、挙句の果てには和泉元彌までの芸人レスラーを揃えているハッスルなどもこの範疇ですね。

この変遷(というか発展)の本質はアマ/プロということではなく、マスメディアのあっちとこっちの往来によるカテゴリーの変質にあります。ようするにドラマでもショーでも格闘技でも、コンテンツの送り手の意図と受け手の楽しみ方はちょっとづつずれてるものであって、それがフィードバックされて新たな分野が生み出されるていくことは多々あるな、ということです。

随分長くなってしまいましたが以上前フリ

複数のグループが実写で「朝比奈ミクルの冒険」を撮影している(後天性無気力症候群)
あれを再現しようという人が出てくることは想像もしてなかったです。いやあ頼もしい。

「朝比奈ミクルの冒険」は、いわゆる戦隊物の自主制作の劇中劇でありますが、単なる自主制作というだけでなく、

ヒーロー戦隊もの

戦隊物パロディの自主制作:愛国戦隊大日本

それへのオマージュ自主制作:怨念戦隊ルサンチマン (山本寛監督)
(色々な分野のネタとりこみ)

「朝比奈ミクルの冒険」

という流れがあるわけで、これの先に

自主制作実写再現版:「朝比奈ミクルの冒険」

となってるところなどは、まさにプロアマプロ・・もしくはメディアのあっちとこっちの往来によるコンテンツの発展そのものです。
「大日本」や「ルサンチマン」はマニアの間ではそこそこ知られていましたが実際に見たことある人は限られていました。しかし今はYouTubeがあります。あっちとこっちを隔てるメディアの間口は巨大になりました。両側からのフィードバックは桁外れに強化されています。これはハルヒダンスの派生映像や各種MAD映像でも明らかです。

これらのムーブメントは必ず向こう側にフィードバックして新たなコンテンツカテゴリーを生むでしょう。楽しみです。
#もっともこれからの「あっち側」は、もう旧来の送り手であるTV等メディアとは限りませんが。

それはさておき、実写版のどんな出来なんですかねぇ。技術を駆使して徹底的に再構築された低クオリティを実写でどこまで再現できてるか非常に興味あります。単なる低クオリティではなく、その再現ですから、これはこれで相当な手間がかかるはずです。
出来はどうあれ広く公開して欲しいですね。そして次の作り手を大いに刺激してほしいものです。

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木曜日, 10月 12, 2006

ハルヒ:不描之描(例えばEDダンスの場合)

人は文章や映画などを見るとき、書/描かれていることだけでなく、むしろ書/描かれていないものを積極的に認識し補完しようとします。


これ、エンディングダンスシーンの「Boooon」の動作のひとコマですが、どのタイミングのところかわかりますか?

大抵の人は最後のちょっと前あたり、Boooonの“n”の直前あたりという印象を持つのではないでしょうか。

実はこれ、このカットのラストの絵なんです。
ダンスシーンでは、伸び上がる動作がもっと上までいって形としてフィニッシュまでいってたように記憶してませんか?
ところが絵を見る限りでは、足の感じはちょっと不安定だし、手も上まであがりきってないし、視線移動もまだ途中で、明らかに動作はフィニッシュしていないように見えます。

エンディングのカット割では、曲のリズムの区切りの直前でこのカットをおわらせ止絵につなげています。この微妙なタイミングと動作の不足によって、見ている側はポーズのフィニッシュを脳内で補完させています。なまじ元の動きがいいために途中で動きが切られても感覚が補なうため、受け手が望むもっとも可愛いカットによるフィニッシュとなっているはずです。

ダンスの前半部分は、このような細かいカット割りと止絵を組み合わせて、密度の高い動きを視聴者に印象づけ、かつ、「ダンスをまとめて観させてくれ!」という飢餓感をあおっています。「地球の果~てまで♪」「あっそっぼぉ♪」のダンスの部分も単に細切れにしているわけではなく、フルショット、アップ、俯瞰+広角、といった種々の構図をとりまぜて、見る側の補完機能をフルに稼動させています。
そして終盤は5人のダンスを完璧に見せてくれて、ああ、いいもん見せてもらったご馳走様、となります。実に視聴者の心理を煽るうまい構成でしょう。

いわゆるハルヒダンスの影響力のすごさは数々のダンス映像からもわかるわけですが、これもこの構成の妙によるところが大きいと思います。


で、いよいよダンスの完全版がアナウンスされたわけですが、

『涼宮ハルヒの憂鬱』エンディング「ハレ晴レユカイ」完全版、DVD最終巻映像特典として収録決定
DVD最終巻「涼宮ハルヒの憂鬱 7」の映像特典について

これ、公開された絵コンテのままだと単に振り付けをなぞっただけで、振り付けの参考にこそなれ元のエンディングのようなインパクトはないと思うんですよね。2~3回みればもういいかな、ってなってしまうのでは。ただでさえ、自主的な振り付け動画が先行しているのですから、京アニの維持にかけてファンの期待を上回る映像を作って欲しいです。

ここは是非ともDVDのマルチアングル機能を使って、
・ライブアライブばりのカメラワーク版、と
・正面固定カメラ+アップ少々
という構成にしてくれないかな。

#あと、本家、絵コンテシンクロバージョンも是非

←  選挙2.0β | home | ハルヒ:プロアマプロ・・・・・・

日曜日, 9月 24, 2006

めちゃイケにもハルヒねたが?!

めちゃイケ秋特番、恒例の抜き打ちテストの予告をやってたんですよ。この企画、参加者をどうやって騙して会場に連れてくるかの仕込みも見所のひとつです。
で、今回の予告映像を見ると、なんと!、みんなレモンを持ってポーズしてたとこで騙されたことに気がつく、という仕込み。

おお、これは「涼宮ハルヒの憂鬱」DVDの
限定版いとうのいぢ版イラストのレモン持ちポージングのネタか?????????






んなわきゃーない


参考:涼宮ハルヒの憂鬱 DVD限定版ジャケットとザテレビジョンのレモン

ザテレビジョン(ザ・←ではないらしい)の表紙写真でスニーカー文庫とで角川つながりだったのね。そういえば、この「ザテレビジョンの表紙写真では必ずレモンを持っている」はトリビアの泉でもネタになってたな。

今回のめちゃイケのネタは参加者を秋の新番組(または特番)でのザテレビジョンの表紙撮影という騙しなんでしょう。もしかしたらウソ番組をでっちあげてるかもしれん。
今回は10周年ということで往年のツワモノを揃えてのようでちょっと楽しみ。

#めちゃイケの“おかレモン”のキャラがこれがらみだったとは知らんかった。


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ハルヒ:季刊エス16 涼宮ハルヒの憂鬱 山本寛インタビュー

季刊エス 16,2006 Autumn 10月号, p.70-77
 涼宮ハルヒの憂鬱 山本寛インタビュー
 山本氏演出、特に「(放送)第12話 ライブアライブ」を中心に紹介

「ライブアライブ」が映画「リンダリンダリンダ」との関係に答えたものがありました。関係者からの「リンダ…」に言及したものは初めてみました。その部分の要約。#は私のコメントです。

・「リンダ…」公開(2005/7)の前に構成会議で「ライブアライブ」をやることは決まっていた。
・「リンダ…」のチラシをみて「ライブ…」とそっくりであることを知り観にいった。
・どうせ“似ている”といわれるのはわかっているから積極的にオマージュとして(リンダ…を)取り入れた。
・作品に共感を得るには、作り手と受け手に共通の体験やイメージがないと不可能と(山本氏は)考える。
・雨のシーンは観客を入れて(さらに視聴者をも)盛り上げるため。意図があり、ただ真似ているだけではない。
 この後は、コピーとオリジナリティの考えなど。

#観客の盛り上りは、2つの作品ではっきりした違いがあります。「リンダ…」では、しょっぱなの“リンダリンダ~♪”のところで一気に盛り上がりますが、これはバンドの曲で盛り上がったというよりは、みんなが共通して弾ける曲だったという感じです。まあどのバンドがやっても同様だったろうですけど楽しく盛り上がってよかったね、という感じ。これが始まるまでの前の曲が「ふうーらーいぼー」とか、のどかなのが続いてたのも盛り上がる要因だったのかもしれません。エンディングに向けての強いコントラストになっていると思います。
#一方「ライブ…」では、「なんだあいつら」という戸惑いから、長門の超絶技巧のイントロで見る目が変わり、どんどん盛り上りが高まっていく感じが、躍動的なカメラワークともあわせて表現されています。サビの転調のとこなんか何回みてもゾクゾクきます。
#「リンダ…」は受け手の経験から共感を揺り起こすことを意図したシンプルな演出で、「ライブ…」は、バンドの演奏を強烈にアピールする演出であり、まったく異なったものであるといえるでしょう。

その他、インタビューからいくつかピックアップ(要約してます)
Q.「うる星やつら」のムードに近い感じがしますが?
A.多分に意識はしているが、(うる星とは違って)日常の描写をしっかり描いた。マンガっぽくなんでもありは避けた。
Q.9話(サムデイ イン ザ レイン)について
A.キョン一人称をはずした場合の視点として「観客」の視点を避けるために監視カメラ風の映像とした。コンピ研が設置したという設定を匂わせている。アングル固定だと常に全身での描写が必要で非常に大変であった。(上半身アップなどとすると下半身は省略できる)
#なるほど。長門が本を動かしてみくるの着替えシーンをさりげなく隠すのは、カメラの邪魔をするだけでなく、スタッフへのアシストでもあったわけですな。
Q.ハルヒが戻ってからの情緒的な音楽も印象的ですが?
A.ハルヒのデレデレっぷりを演出したのだが、谷川氏の脚本があまりにデレに振れていたので、最後の相合傘を渡す時は目をそらさせて少し戻しておいた。
Q.12話について
A.音楽シーンをいれたくてやることにしたが、後になって「この回は、ハルヒが自分の姿勢に動揺するという話なので、それまでの11本で破天荒さを充分に描けるだろうか」と気がついて「しまった」と思った。次のシリーズがあるのならそれまで出さないほうがよかったかも、と思った時期もあった。
#結果的に充分成功していて、特に話数シャッフルが効いていると思います。DVDを順番に観ている「憂鬱」の6話は思いの他、すんなり話がまとまっていて、この感じで時系列で12話までいったとしてら「ライブアライブ」の回の印象は随分と違ったものになるような気がします。
Q.文化祭では群集や一般生徒も細々描かれていますね。
A.文化祭は全員が主役で、全ての生徒がSOS団的な面白い瞬間を味わっているということです。文化祭を描いたアニメは多々あるが一般生徒を動かしたことはなかったので手は抜きたくなかった。動画枚数は倍になった。
Q.手前のメインの芝居の後ろで別の人たちが存在している。
A.「踊る大捜査線」でも後ろの芝居が別のストーリーとなっている、というのに影響を受けた。
#「踊る…」では全ての役者・スタッフが劇団のように話をつくっていくようになっていった、という話を聞いたことがあります。後ろでやっていた何気ないアドリブでも、それをみんなが膨らませたり、小道具(レインボーもなか、とか)についても、あれやこれやとアイデアを出し合っていったらしいです。
Q.演奏シーンの作画は?
A.ハルヒはリップシンキング。演奏シーンはプロの演奏ロトスコープを使った。ハルヒの顔は平野綾のレコーディング時の映像をもとにアニメーターが一から起こしなおした。
#「きずあとなぞる~」のシーンの原画とタイムシートが紹介されてます。

他にも、ライブアライブの絵コンテ・原画がいくつか紹介されています。

木曜日, 8月 31, 2006

ハルヒ:「さまさせせん!!」 伝説の始まり

こんなマイナーなサイトでも検索で訪れてくださる方がそこそこいらっしゃいます。キーワードのメジャーどころは、

ハルヒ ライブアライブ リンダリンダリンダ 12話 超監督


あたりです。じつは長門由紀が上位にあったりするのは・・・・・・・・うかつ。
#8/31現在 googleでは、62中1位だった・・・・・・・

で、先日いらした方の検索キーワードがなんと、
「さまさせせん」


これ、NewTypeのインタビュー記事の引用の中の後藤邑子(みくる)の神業のセリフ

「イツキくんを、あなたのおもりじょうりにはさまさせせんっ!!」


へのヒットです。何を探してたんですかね(w。確かにインパクトのあるセリフです。想像するに、これは脚本通りなのかアドリブなのかを調べてたのでしょうか。たぶん“神業”と言われているからには脚本では想像だにしなかった声優さんのアクトなんでしょう。
(ちなみに“おもりじょうりには”でも同様にヒットします)

でもって私も検索してましたら、他でも同じ記事を引用してるとこがいくつかありました。もともとインパクトのあるセリフなんですけど、記事として文字になったのが影響してるのだなぁ、と思ったら、
実に放送初日の実況版にて“さまさせせん”の書き込みがあるじゃありませんか!!

1039 名前:名無しになるもんっ♪ :2006/04/03(月) 00:07 ID:???
噛んでる(ノ∀`)アチャー

1040 名前:名無しになるもんっ♪ :2006/04/03(月) 00:07 ID:???
言えてないよ

1041 名前:名無しになるもんっ♪ :2006/04/03(月) 00:07 ID:???
言えてないw

1042 名前:超夢銀漢王 :2006/04/03(月) 00:07 ID:???
さまさせせん

1043 名前:名無しになるもんっ♪ :2006/04/03(月) 00:07 ID:???
噛んでないよー

1044 名前:名無しになるもんっ♪ :2006/04/03(月) 00:07 ID:???
かんでる

1045 名前:名無しになるもんっ♪ :2006/04/03(月) 00:07 ID:???
いえてない

1046 名前:名無しになるもんっ♪ :2006/04/03(月) 00:07 ID:???
噛んでないよ

1047 名前:名無しになるもんっ♪ :2006/04/03(月) 00:07 ID:???
なにを言ってるんだ?w

1048 名前:名無しになるもんっ♪ :2006/04/03(月) 00:07 ID:???
さばさせせん      ←惜しい


おそらく「超夢銀漢王」氏は世界で最初に「さまさせせん」を文字にした人でしょう。自慢にしてもいいんじゃないですかね。

今あらためて実況版を読むと放送しょっぱなは、少なくとも掲示板の雰囲気はドン引きだったようです。もっとも原作既読組または演出意図にはまった組は放送に狂喜乱舞してて掲示板どころではなかったのかもしれませんが。少数ながら「イマジナリーラインが」とか「センターずれてる」とかのコメントもありましたが、これがアニメでやっていることの意味を気づいていた人はさらに少数なんでしょうね。逆にそれを気づかせないほどのクオリティだったということでしょう。そんでもって、EDでハルヒダンスがすごいことになったあたりで俄然掲示板の雰囲気がかわります。

私はネットで放送第1話の評判を知ってから追っかけ始めたので、残念ながらこのポカーンの状況をリアルタイムで楽しんでません。1話終了直後は賛否わかれましたが、この時を共有してた人たちは間違いなく歴史の目撃者だったわけですよ。ほんと、うらやましいです。

ログを読むと当時の雰囲気をちょっとだけ追体験した気になりました。

火曜日, 8月 29, 2006

ハルヒ:涼宮ハルヒの公式 (賀東×谷川)

(2007.3.7追記  “賀東昭二 ブログ”で検索されていらっしゃる方多数ですが、
  賀東招二が正解です。ごめんなさい。
  賀東氏のブログはこちらです。⇒ GATOH.COM blog style




オフィシャルファンブック「涼宮ハルヒの公式」が届きました。
巷の評判は上々で、例えば先行してレビューしている なつみかん。では、

むしろDVDを買うようなコアなファンにこそ、アニメ版「涼宮ハルヒ」をより深く理解するための必読書としてオススメしたい。

と一押しです。
確かに1200円(税別)でこの内容ならば文句無しで買いなんですが、
個人的には正直いって物足りないです。制作側から発信できる情報は、まだまだこんなもんではないでしょう。設定資料や関係者取材ノートで全頁埋めてくれたら4倍払ってもいいです。

この「公式」で、制作に関する1次資料が終わりだとしたらものすごくもったいない。どうか、徳間書店やジブリをみならって、コアなファンの財布を絞りきるぐらいの資料放出をしてもらいたいもんです。貢ぎますとも、状況が許す限り。

ただし、同じような内容を増補や完全版みたいにしてくるのは勘弁して欲しいですね。

今回の「公式」中の記事“賀東昭二賀東招二×谷川流 対談完全版”は、

「ザ・スニーカー(2006/8)」収録の
“「賀東昭二賀東招二×谷川流」対談 涼宮ハルヒ―その全て。”

の完全版で、

賀東昭二賀東招二×谷川流」対談完全版 「涼宮ハルヒ―その全て。」の全て。

だそうです。

・・・・・・・まあ、今回は騙されといたろか。




参考までに完全版との差異は以下:※太字が増補分

 朝比奈みくるの誘惑
 計算の上に築かれたメチャクチャさ加減
 「ハルヒ」の中には偉大な作品の血が?
 小説と脚本の違い
※キョンと古泉は禁断の関係!?
※字数制限を死守せよ!1文字を巡る攻防戦
※小説になくてアニメにはあるもの
※京アニのスタッフは平野綾にデレデレ?
※涼宮ハルヒは女性の好感度高し

 キョンの本名があきらかに!?
 実現なるか?夢のコラボ企画
※SOS団の次なる活動予定は?
※対談の終盤はなぜかガンダム談義に


#まあ、ざっと2倍ぐらいになってるから良心的なのかなあ・・・・・まだまだ後出しされそうな気が。

月曜日, 8月 14, 2006

ハルヒ:Newtype ’06/9 石原・山本・平野インタビュー

読みたいところは実質4ページ分もないのだけども・・・・ついつい買ってしまいました。
(などと言いつつ買ったら買ったで結局隅々まで読んでるんですが)

目にとまったところをいくつかピックアップ(#以降は私のコメント)

Q:お気に入りの映画は?
 石原:「サイレント・ランニング」「世界が燃え尽きる日」「カプリコン・ワン」
 山本:(今の気分なら)「ニュー・シネマ・パラダイス(完全版)」「パッチギ!」「台風クラブ」

#石原監督は70年代の終末系のSFが好きなんですね。「ソイレントグリーン」や「赤ちゃんよ永遠に」が漏れているところをみると、終末系の中でも希望が残るタイプをチョイスしているのかな。
#山本氏のチョイスは、いわゆる映画っぽいところ。「台風クラブ」は「リンダリンダリンダ」に通じるところがあり「ライブアライブ」への影響を想像させますな。

Q:好きな映画監督は?
 石原:ジョン・バダム、ピーター・ハイアムズ
 山本:(今の気分なら)D・W・グリフィス、W・ベンダース、候孝賢

#バダム作品は「ウォーゲーム」のあたりでしょうか。好きな作品群とちょっとカラーが違うような。
#ベンダース・候孝賢は小津レスペクターの代表格ですねえ。小津が直接出てこないところに、山本氏の映画演出へのスタンスが感じとれるような印象を受けます。小津構図の推測は案外的外れじゃなかったかな。それにしてもなんでまた「今の気分なら」で「映画の父」グリフィスなんでしょう。次回作への映画技法研究に余念がないのでしょうか。実は2話でいわゆる「イントレ」のカットがあるんですよ。これについてもいずれ触れなくては。

Q:これは名セリフ!と思うセリフは?
 山本:第1話「イツキくんを、あなたのおもりじょうりにはさまさせせんっ!!」。神業です。
#観かえしてみましたら確かにこうでした。アドリブだとしたら確かに神業ですね。(^^;

Q:キャラのしぐさやポーズで、いちばんのお気に入りのものは?
 石原:オープニングのヤケクソぎみのチアみくるですかね。
#このカットのみくるの胸のはずみ具合、特に左右の動きがずれるあたりがハルヒにくらべてグラマラスであることを端的に表現されていてすばらしく、どうせなら長門のペタペタもどうにか表現して欲しかったですが趣味に走りすぎてますかそうですか。

Q:もし、2期があったら、参加してみたい?
 石原:安易に「やってみたい!」なんて言ってしまうとさまざまに誤解されるファンの方もいらっしゃると思うので・・・。いろいろなタイミングが合えば・・・というところでしょうか。
 山本:ご縁があれば、ですかね。

#意志があっても色々な条件が揃わないと難しいんでしょうね。プロデュース側には是非とも、京都アニメーションのクオリティを最大限に発揮できる条件を十分に揃えてからGOを出していただきたいものです。

☆平野綾 ハルヒを語る!!
Q:収録でいちばん苦労したのは?
 平野:「ライブアライブ(12話)の収録です。前々から「この回でハルヒが決まるので頑張ってください」って言われていて、ただでさえ緊張しているのに、すごくプレッシャーをかんじていました。

#12話は放送順でも構成順でもハルヒのキャラクターが決まる非常に重要な回ですね。これは脚本・演出・作画に加えて声優の演技があってはじめて実体化するわけですから、最後までスタッフの誰にも予測がつかなかったんでしょうね。

(中略・続き)
 平野:(ライブシーンの曲は)1曲通して歌いました。心にグサっとくる勢いを出すのに苦労しました。特に「God knows…」の最後の転調が、最初なかなか思うようにいかなくて、歌い込みました。

 エピソードベスト3 「ライブアライブ」
 平野:ライブシーンでは私の歌うときの癖を全部ハルヒが表現してくれていて、最初見たときは驚きました。

#最後の転調のとこは今観てもゾクゾクっときます。歌・作画・演出とも命削ったというのは決して誇張でないと思います。ハルヒの歌うシーンは平野綾の歌唱シーンから忠実に起こしたものなんですねえ。HEYHEYHEYでの映像ではそんな印象なかったですから、これは作画の元になった映像を是非みてみたいです。DVDの特典映像に入らないかなあ。
(9.2追記 DVD涼宮ハルヒの憂鬱2:憂鬱Ⅲ・Ⅳ 限定版は朝倉さんがレモンを持ってるやつ  映像特典のメイキングクリップは Lost My Music のレコーディング風景が入ってました。力をこめて歌うときの表情などがライブアライブのハルヒの作画に似たところがあり、確かに参考になっているようです。次の映像特典はGodKnowsの収録風景を是非!あと、ギターとドラムも)
 

金曜日, 8月 11, 2006

「涼宮ハルヒの憂鬱」関係エントリまとめ

ハルヒ関係の記事が散乱してしまっているので、簡単なまとめ。
#ハルヒのまとめサイトを検索して来た方のために外部リンク追加

外部まとめサイト
[サブカル論]テレビアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」適当なまとめ:web上における批評・論考のリスト
   資料的情報はここに一番網羅的に収集されている。随時アップデート中

当サイトの記事

 ハルヒ12話「ライブアライブ」におけるカメラと視点 (2006/06/24)
 ハルヒ:ライブアライブとリンダリンダリンダ (2006/07/03)
 ハルヒ:ザ・スニーカー8号(9話脚本掲載) (2006/07/03)
 ハルヒ:七夕 (2006/07/07)
 ハルヒ:自主映画制作のススメ (2006/07/09)
 ミームとしての「超監督 涼宮ハルヒ」 (2006/07/13)
 ハルヒ:2話 回想と一人称視点 (2006/07/19, 07/30)
 ハルヒ:2話 ローアングルと奥行表現(小津構図) (2006/07/23)
 ハルヒ: 検証 ライブアライブとリンダリンダリンダ (2006/08/08)
 ハルヒ:Newtype ’06/9 石原・山本・平野インタビュー (2006/08/14)
 ハルヒ:涼宮ハルヒの公式 (賀東×谷川) (2006/08/29)
  ハルヒ:「さまさせせん!!」 伝説の始まり (2006/08/31)
  ハルヒ:季刊エス16 涼宮ハルヒの憂鬱 山本寛インタビュー (2006/09/24)
 ハルヒ:不描之描(例えばEDダンスの場合) (2006/10/12)
 ハルヒ:プロアマプロ・・・・・・   (2006/10/15)
 ハルヒ:2話 見た目でのカメラワーク(1)   (2006/11/16)
 ハルヒ:2話 見た目のカメラワーク(2)望遠   (2006/12/12)
 ハルヒ:見た目のカメラワーク(3) フォーカス   (2007/01/27)


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月曜日, 8月 07, 2006

ハルヒ: 検証 ライブアライブとリンダリンダリンダ

ようやく映画「リンダリンダリンダ」観ました。

まずプロットについてですが、『リンダ…』は2005年7月公開、一方『涼宮ハルヒの動揺』は2005年3月31日初版、なお「ライブアライブ」は短編としてザ・スニーカー2004/10掲載つまり雑誌発売は9月で執筆はさらにそれ以前。なので、バンドメンバーが怪我して・・というプロットはパクリではないのは明らかです。逆に『リンダ…』がハルヒを参考にした可能性も、映画制作の期間を考えるとほとんどないでしょうかなり少ないのでは。(追記:ライブアライブの初出のタイミングを考えると可能性はなくはないです)まあ、ありがちなプロットですから。
ただしアニメ制作時には既に『リンダ…』は評判になっていましたから、「学園際、バンド、ギターが怪我して代役」という類似のプロットをスタッフがほっておくわけがないのは必然かもしれません。もっともZONEネタは4人組という以外に必然性がありません。完全に趣味の世界でしょうか。
(補足:山本氏は、ライブアライブ製作決定後に『リンダ…』の公開を知り、プロットが似ているならばいっそのことリファーする、と決めたそうです(関連エントリ)。ですから、まず4人組バンドという設定が優先されている可能性が高いです。)

さて、ライブシーンがパクリかインスパイアかオマージュかレスペクトか否か、について結論から言えば、

『リンダ…』の基本構図を全体的に参照しているが、『ライブアライブ』では
 ・多様なアングルのカット(アオリ・俯瞰・ハンディ)
 ・曲のテンポおよび盛り上りにマッチした編集
 によって圧倒的なライブアクトの躍動感を表現している』

ということでした。
リンダx3とハルヒのなんとか より比較画像


上記画像だけでは「似たようなシーンを選んでるんじゃないの」という可能性もあるのですが、映画をみれば『リンダ…』を参照しているのは明らかです。学園祭映画の傑作へのレスペクトという印象をうけました。

もちろん、単なる参照というわけでは全然なく、この話のライブシーンはこの回の肝ですから演出も気合が入ってます。結局先のエントリで予測した、

特に上記サイトの比較では、前回言及したロー/ハイアングルのカットがありません。あとハンディの手振れのカット。これらは特徴のある構図なので元ネタであるとしたら比較対象になるはずなんですが、これがないということはライブアライブでの独自演出ということになります。(仮にそうだとすると)アニメだと更にここまでできるんだぞ、というスタッフの意気込みが炸裂した挑戦状といえるでしょうか。

は、ほぼ正解でした。違ったのは「挑戦状」という切り口。
というのは『リンダ…』のライブシーンはもともとライブアクトの躍動感を狙ってはいないんですよね。ライブで用いられている構図も映画全体で一貫しているものです。
一方『ライブアライブ』のほうではプロットの要請として、聴衆およびキョン(≒視聴者)をそのライブアクトを強烈に印象付けなくてはならないので、気合の入った作画とカット割りによってそれを実現しています。実際、この回は、スタッフは「スタッフは命を削った」と言っていますが、ライブシーン以外の学園祭のシーンも含めて、ほんとにそうだろうと思います。

あと細かいこと色々。

 上の画像で、共に曲終了後にボーカル(ソン・ハルヒ)がメンバーと順番に視線を交わすシーンがありますが、『リンダ…』では、上記のカットにメンバーそれぞれのカットがはさみこまれます。『ライブアライブ』では、ハルヒが3人と視線をかわす過程はワンカットです。この違いはそれぞれの映画で表現しようとしてる内容の違いが演出として異なってくるかを示していて面白いです。

 下から6番目の「ステージを見る、槙原・キョン」の図。この構図の類似も偶然ではないですね。槙原は訳あってボーカルのソン(ペ・ドゥナ)を見つめているんですよ。腕を組む姿も一緒ですし。この槙原君を演じているのは、画像だとちょっとわかりにくいですが松山ケンイチです。
そう、『デスノート』でエルを演じた彼ですよ。これを踏まええると最近流布したガセネタ「涼宮ハルヒの憂鬱が実写化」(リンク先はガセネタであることを紹介している記事。)の配役

 キョン:松山ケンイチ(21)
 涼宮ハルヒ:新垣結衣(18)
 朝比奈みくる:戸田恵梨香(17)
 長門有希:黒川芽以(18)
 古泉一樹:石垣佑磨(23)


も味わい深いわけで、(w
ちなみに、みくる役の戸田恵梨香はミサミサです。うーむ・・・・
(10.15 追記:アニメ版「デス・ノート」のミサミサはハルヒcvの平野綾。なんか縁ありますね)
個人的には長門由紀長門有希は福田麻由子(女王の教室 真藤ひかる・白夜行 雪穂の幼少時・ちびまるこ実写 お姉さん役・日本沈没)なんですが、まだちょっとはやいですかそうですか。
(09.09追記 youtubeで割と最近の福田麻由子の映像みつけました。 また大人になりましたねえ。もういけるかも)


#『リンダ…』についてはいずれレビューをまとめたいと思います。(こちら)この映画好き嫌いがはっきりわかれるようですが、私は好きです。
#実はこのサイト、キーワードがライブアライブ、リンダリンダリンダで来る人がすごく多いんで、ちゃんと観て比較せねばと思ってたんです。これで期待にこたえられましたでしょうか(w  私としても、そのおかげで『リンダ…』という作品をちゃんとみる機会をつくれてラッキーでした。