月曜日, 10月 09, 2006

選挙2.0β

参院選:「1票の格差」5.13倍は合憲 最高裁
1票の格差2.18倍 衆院選有権者数

選挙のたびに繰り返されるこの「1票の格差」、定数や選挙区をちょこちょこと修正してもそう簡単に縮めることはできません。

そこで発想を変えてみる。

議員ひとりの議決権って別に1票じゃなくてもいいんじゃない?

そう、得票数に比例させるの。東京などの人口密集地の当選議員は1.5とか2.0議員相当になり、島根だったら0.4議員相当とかにしてしまう。これで一票の格差は事実上ゼロ。完璧。
多数派工作とかも単純な頭数だけでなく端数の積み重ねの戦いになるな。地方はもともと人口少ないわけだから、頭数をそろえねばならなくなるので、中央VS地方という構図になるかな。もしかしたら地方は発言権を強化するために対立関係を一掃して99%獲得などというどこぞの独裁政権のような得票で中央へ進出してくるかもしれない。


具体的な数値を衆議院で考えてみる。有権者は1.03億人(意外に多いな)、小選挙区300人(2005衆院選)だから34.3万人得票で1.0議員になる。
どれどれ2005年衆院選の結果でみてみると・・・・・

東京6区ででトップ当選 136,750  → 0.398議員相当
徳島1区でのトップ当選  68,026  → 0.198議員相当

・・・・・そうだった。50~60%だし死票も半分ぐらいあるだろうから当選者全体の議員相当数集めても1/4程度の75名分くらいしかないのだな。

「今回の衆院選の結果、議員総数は74.23人となりました」なんてニュースになったりして。

まあ、これはこれでいいかもしんない。投票率の低い地区はそもそも発言権少なくなる。
それに当選した議員全体で有権者の2/3以上の得票集めないと絶対国民投票とかもできないわけだし。


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