日曜日, 10月 15, 2006

ハルヒ:プロアマプロ・・・・・・

レスリングといえば普通はアマチュアレスリングのことですね。最近は吉田101連勝とか女子のほうが話題。
これに対してプロレス。これはプロのレスリングでは全然ないことは皆さんご承知のとおり。遺恨がどうのアングルだセメントだと格闘技とは別の楽しみ方があるらしい。よく知らんけど。

で、アマプロレス。大学などのプロレス同好会などがそう。プロレスの技とエンタテイメントの妙を模倣したもので学園祭などではそれなりの人気そうな。

でもってこれが商業化したものとして、プロアマプロレスというものがあったりします。長州小力やアントニオ小猪木の興行なんかがそうで、これは芸人の余興から発展したものらしい。HGやインリン、挙句の果てには和泉元彌までの芸人レスラーを揃えているハッスルなどもこの範疇ですね。

この変遷(というか発展)の本質はアマ/プロということではなく、マスメディアのあっちとこっちの往来によるカテゴリーの変質にあります。ようするにドラマでもショーでも格闘技でも、コンテンツの送り手の意図と受け手の楽しみ方はちょっとづつずれてるものであって、それがフィードバックされて新たな分野が生み出されるていくことは多々あるな、ということです。

随分長くなってしまいましたが以上前フリ

複数のグループが実写で「朝比奈ミクルの冒険」を撮影している(後天性無気力症候群)
あれを再現しようという人が出てくることは想像もしてなかったです。いやあ頼もしい。

「朝比奈ミクルの冒険」は、いわゆる戦隊物の自主制作の劇中劇でありますが、単なる自主制作というだけでなく、

ヒーロー戦隊もの

戦隊物パロディの自主制作:愛国戦隊大日本

それへのオマージュ自主制作:怨念戦隊ルサンチマン (山本寛監督)
(色々な分野のネタとりこみ)

「朝比奈ミクルの冒険」

という流れがあるわけで、これの先に

自主制作実写再現版:「朝比奈ミクルの冒険」

となってるところなどは、まさにプロアマプロ・・もしくはメディアのあっちとこっちの往来によるコンテンツの発展そのものです。
「大日本」や「ルサンチマン」はマニアの間ではそこそこ知られていましたが実際に見たことある人は限られていました。しかし今はYouTubeがあります。あっちとこっちを隔てるメディアの間口は巨大になりました。両側からのフィードバックは桁外れに強化されています。これはハルヒダンスの派生映像や各種MAD映像でも明らかです。

これらのムーブメントは必ず向こう側にフィードバックして新たなコンテンツカテゴリーを生むでしょう。楽しみです。
#もっともこれからの「あっち側」は、もう旧来の送り手であるTV等メディアとは限りませんが。

それはさておき、実写版のどんな出来なんですかねぇ。技術を駆使して徹底的に再構築された低クオリティを実写でどこまで再現できてるか非常に興味あります。単なる低クオリティではなく、その再現ですから、これはこれで相当な手間がかかるはずです。
出来はどうあれ広く公開して欲しいですね。そして次の作り手を大いに刺激してほしいものです。

←  ハルヒ:不描之描(例えばEDダンスの場合)Home |