北高・自主映画作成・軽音・・・・ 琴線ふれまくりですよ。
(全体についてはhttp://linernotes.cocolog-nifty.com/linernotes/2006/06/12__3a9b.htmlがくわしい)
12話のライブシーンについては既に祭りなわけで、演奏シーンの神懸り作画はもとより(演奏関係の情報はhttp://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20060623がくわしい)ライブアクトの絵造りもすごいことになってます。ハンディ映像なんかも入れたりしてね。
ところがカメラワークのチェックがあんまりない。エピソード0で自主映画にありがちなカメラワークが解析されつくされていたのに、ちと意外。
とりあえず気がついたことがあるのでとりあえずアップします。
これENOZの前に演奏したバンドのラストカットです。この直前のカットで一度ブラックアウトしており、つまりキョンが睡魔で意識が飛んだ描写になっていることから、このアングルと構図がキョン視点(いわゆる“見た目”)なのは明らかなのですが、
ENOZ登場
驚くキョン。それは・・・・
何故かハルヒが登場したから。
「何やってんだあいつは」、と驚いて立ち上がる。
セッティング後、アイコンタクトで演奏開始。
ここです
ハルヒたちの足元に注目。上の画像と違いますね。観客が増えたってことじゃないですよ。
ステージの明るい床面が見えてますね。これキョンが驚いて立ち上がったことにより視線が数十cmほど高くなったということです。
ここまできっちり演出するとは・・・・どこまでやる気だ京アニ。
ちなみに演奏中盤は、観客総立ち
演奏中の演出も細かい。リアルな演奏だけでなくプレイヤーの心理状態も描写もきっちりしてます。ハルヒから長門への視線というあたりもお見逃し無く。
1曲目終了。すぐ前の列の男子がいなくなってるなあ。舞台のほうにいっちゃったかな。
このアングルからの絵だけで会場の雰囲気の流れがきっちり描かれています。EZONENOZのライブアクトをきっちり収めるためにカメラ配置はどうなっているか、をチェックしようと思ったのですが、1曲目だけで数十カット。誰かまとめてくれないかなあ・・・
ステージの画面だけでも少なくとも
・フロアからローアングルで左右。アオリでパンした絵(斜め構図)もありレールカメラかも。レンズにティルトもあるような。
・ステージそで上手/下手からロングショット。それぞれ複数台(または舞台奥⇔手前移動あり)上手にはさらにハンディでハルヒアップ
・ステージ袖天井から見下ろすハイアングル(客席の俯瞰も兼用かな?)
・ギターは上手から俯瞰・アオリ固定
・ステージ奥から客席へのバックショット
・ハルヒ正面からのアップ。(これはキョン視点とは別のロングショット)
・・・・・・まだあったかな。さらに客席映像もキョン視点以外のかめらが結構はいってます。あの迫力の映像のためにはこれだけのセッティングがいるわけですよ。
もちろんカメラ自体は写り込んでないのでバーチャルな演出なんですけどね。このカメラワークを体感できるのはアニメ作品視聴者だけであり、キョンを含め登場人物の視点にはなりえないのですね。これはアニメの地のカット割でもそうなのですが、その辺を掘り下げると演出意図の解析にいたるわけで、それはまあ他の方がさんざんやってるからいいでしょう。
ただまあ、こんな理屈なんかどうでもいいぐらい演奏にハマりました。サビのタメの部分ではほんとにグッときましたよ。ほんとにすごいです。
文化祭のステージでリアルこんな撮影できたら楽しいだろうなあ。
#映像関係素人なので用語間違ってたらごめんなさい
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