土曜日, 11月 18, 2006

CM:ソフトバンク キャメロン・ディアス(私ならこう演出する)

先日の怒りが届いたのかソフトバンクのキャメロンディアスのCMが元に戻ってました。#公取の指導だってば
まあとにかく、あの醜悪な「¥0」がなくなっていて、めでたいめでたい。

なんだか、ここ2・3日で“ソフトバンク キャメロンディアス CM”で検索があったんですが、このためだったんですかね。たぶん15日ぐらいから元に戻ってたんでしょう。

あらためてこのCM(ストリートを歩くほうは“街角編”というらしい)について世間の評判を確認してみたら、意外にも
「ディアスのインパクトはあるが、何を言いたいCMだかわからん」
というのがちらほらと。
企業CMなんだから、まずはインパクトで充分なんじゃないかなあ。否定的な評価の人でもディアスを見た時に「おっ!?」と思ってたんだから、これはSoftBankの狙い通りでしょう。

ただ、次の“スーパーマーケット編”は、私も失敗だと思います。だってシチュエーションを代えただけで“街角編”と何にも変わっていないんですもん。これもディアスの存在感にのっかるだけじゃあまりに芸がなさすぎです。

“街角編”でツカミはOKだったからこそ、それに重ねてスーパー編で企業CMとしてもメッセージを出して、「なるほど、ここで企業としての方向性が示されるのか」となればよかったのに。
おそらく、製作側の意図としては、ビジネスシーン・カジュアルシーン・○○○シーンでかかせないSoftBank携帯、みたいなものだったのでしょう。しかし2作目では、もうディアス起用のインパクトがないですから、今のような内容では、1作目との対としての作品という印象しか残りません。もったいない。

ここはディアスにもっとハジけた演技をあてて「今度はディアスにここまでやらせたか!」というぐらいまで、このスーパーマーケット編自体のインパクトを強烈にしなくてはならなかったと思います。当然SoftBankの企業CMとしてのメッセージを含んでです。
ディアスは「クリスティーナの好きなコト(The Sweetest Thing)」で「メリーに首ったけ」とは比べ物にならないほどハジけてましたからねえ、それこそ予想外の演技してくれたんではないかと思うんですが。

私ならこうする
・ディアスにコギャル風(ゴスロリでもコスプレでも可)の装いをさせ、アキバや原宿あたりではしゃがせる。ある意味現代の日本の文化的アイコンである分野への進出・存在感を演出
・一転、下町の八百屋ですごく自然にとけこんでいるディアス

企業メッセージ  日本の文化に自然に溶け込む携帯インフラを実現する、という暗喩

 ⇒これはJ-PhoneがVodafoneになり日本市場にマッチしない製品展開や運営方針を繰り返したことを反省・やり直す意図として、ディアス(外国人)を日本文化に溶け込ませる、という構成にする。
街角編:ディアス起用のインパクトで充分。ここはまだ颯爽としたビジネスパーソンというイメージでOK
アキバ編:ディアスはじけてるよ!! 前作はニューヨーカーっぽかったのに今度はオタ外人
下町編:あれ今度は落ち着いたなあ。

てな感じ。 
#メイド服は似合いそうにないから、アクション系のコスプレがいいかな。あ、それだとチャーリーズエンジェルになってしまうか。

続き:その3その4

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