火曜日, 7月 10, 2007

なんたら2.0とか

「WEB2.0」という絶妙なネーミングは、一見ソフトウェアバージョンな印象のもとに、「次世代~」とか「ポスト~」というニュアンスの新しいフレームワークを与えた。
また、これほど中身がないにも関わらず広く普及したコンセプトはなかなかに珍しいものであろう。なにせ回りが勝手に解釈して、意味づけを広げくれるのだから。

その後、業界内では「なんたら2.0」という言い回しが、半ばジョーク的なニュアンスも含んで普及したのは承知の通りである。

で、最近では「DoCoMo 2.0」に「ダイハード4.0」と、ついにはCMや映画にまでこの言い回しが波及してきている・・・・・・・・・・・いや、違う。映画については先例がある。

実は、このバージョンナンバー表現のルーツはWEB2.0よりはるかに古く、とある映画に使われていた。しかも非常に正しい意味でである。

Star Wars Epsode 1.1 The Phantom Edit
これがそうである。

紹介記事⇒原えりすんの電気オタク研究所 バックナンバー 2002年1月24日の記事
海外の紹介記事もあった。

上記の紹介記事を読んでいただければわかるが、これ、エピソード1の出来のあまりのひどさに腹をたてたマニアが自家版で再編集してしまったもので、こちらのほうが出来がいいと評判になったものである。

そういう意味で“1.1”というマイナーアップデートのバージョン設定は極めて正しい。
ネーミングだけで大笑いした記憶がある。

今ではこの表現も広く普及してしまいインパクトもなくなり既に手垢のついた言い回しになりつつあるので、次は、αとかβ版とか、XPだVistaだとか使われるのか。

#あ、そういえばバージョンではないが「ブルースブラザース2000」ってーのもあったな。