水曜日, 1月 31, 2007

ドラマ:それでもまだ演歌の女王を楽しむために

第3幕 8.5%・・・・・・・・・・
みんな、
ついてこ~い!
 (by 佐久間一行

まあ、なんとかまだ踏みとどまったかな、という感じです。
が、この先も厳しそうです。ドラマ関係のブログをちらほらと見てみたんですが、ぼちぼち離脱というところもありました。

実際、素直に楽しめる要素が少なすぎ。感情移入できそうなキャラはいないし、ギャグも微妙にずれてるし、爽快感もさほどない。児童虐待・いじめ問題、どっちについても何の解決もメッセージもない。あるのは「ひとりぼっちはさびしいんだよ」という切なる訴えだけ。
脚本の人は「ひまわりが不幸を呼び込んで周りの人が幸せになるという話」って、ほんとかぁ?

けどね、私は付き合いますよ。「演歌の女王」という作品、今回はスタッフが相当ひねって来たチャレンジングな作品なのか、ひねりすぎて明後日の方向に行ってしまっただけなのか、じっくりと見極めさせてもらいます。

そうゆう訳で、まだまだ「演歌の女王」を楽しむための心構えを並べてみました。

1.いつもと違うキャラを楽しむ

 天海祐希   自立した颯爽なキャラ ⇒ 状況に流され不幸を呼び込むダメンズ
 福田麻由子  シリアス・綾波系   ⇒ シニカル・コミカル・おませ 
 原田泰三   熱血系        ⇒ 生きててごめんね・ホリケン系
 成海璃子   可愛         ⇒ いじめられっこ・貞子
 酒井若菜   天然・ぶりっ子    ⇒ ヤンキー
  
 どれをとっても役者さんの持ち味や期待されるイメージからあえてはずしてるように思えませんか?まあ、酒井若菜はどんな役でもこなしてしまうのですが、やっぱりその変わり身の見事さは見所ですね。これらのキャラ設定は伏線なのか終盤での展開があるのか、期待しましょう。
そういえば温水さんはそのまんまだから、これはこれでなんかあるかな。

2.伏線を探す
 第3幕の前にやってた特番で、賞状やトロフィーに記されていた「島津」「信友」の姓について「今後のストーリー展開に関係してくるので覚えておいてね」と、わざわざ念を押していました。ごく普通の室内描写だったので覚えてない人結構いるんじゃないかな。しかも第3幕の最後で家財道具がすっからかんになってしまったので今後は写らんだろうし、伏線としては難しいのでは。質流れか何かになって誰かに渡る、という展開かもしれません。
 また、第1幕、2幕で繰り返された、ひまわりのじゃんけんの弱さが貞子の説得に使われたり、信君が熱心に遊んでいたゲーム機を壊すので貞子の運の悪さを示したり、と、実は細々と後につながる描写をはさんでいるようです。ですから弁当屋の店長のiPodを揚げてしまったのも、信君が熱心に英語の勉強をしているのも、選挙のポスターも何かの伏線かもしれません。
赤い反物はまだ残っているのでこれもひっぱるのでしょう。ほんとに紅白に出るとか。
 
3.女王の教室つながり探し
 スタッフ・主要キャスティングだけでなく、6年3組のメンバーもさりげなくゲスト出演してるんですね。 どらま・のーとに詳細がチェックされています。女王の教室との対応は、女王の教室公式サイトの6年3組のページを参照のこと。
#みんな大きくなったなあ・・・・
追記: こちらのサイトもキャストの詳細なチェックがありました。
シャブリの気になったもの:演歌の女王 第三話

4.ツッコミ
元マネージャの萩本(段田安則)の薀蓄、ベタですよねぇ。え?毎回しょーもないですと?勘違いしてはいけません。ここはギャクではありませんよ。ボケたらツッコむ。最低限の礼儀ですね。ですからこうゆう時はテレビに向かってひまわりと一緒に突っ込みを入れてあげる、これぞ大人のコミュニケーションです。

「かきけけこ、ですけど」
「いつもこんなの持ち歩いているですか」

親切かつマイルドな突っ込みです。
次あたりからはノリツッコミを期待しましょう。


えー、当サイトは「演歌の女王」を応援しています。
・・・・・・ほんとだってば