月曜日, 1月 15, 2007

ドラマ:演歌の女王

正月特番も終わり、今クールの番組も一通りスタートをきりました。
期待作は日本テレビ(土曜21時)「演歌の女王」です。あの「女王の教室」のスタッフが本作では天海祐希を徹底的に不幸におとしめるコメディとのこと。

「女王の教室」は個人的にオールタイムベスト5に入れておきたい傑作でしたので、否が応でも期待は高まります。さらには、先クールで「のだめカンタービレ」(フジTV)という屈指のコメディが出た後ですので、ハードルも相当高くなっているので、これをどう超えていくのかも興味あるところです。

で、第1回。新聞のテレビ欄以上の予備知識無しでみたのでなにがうれしかったといて
福田麻由子
ですよ。天海祐希とは競演3回目。仮にハルヒを実写化するのならば長門は是非彼女に、と願ってやまないのは相変わらずでして、ほんとにもう完全に女優としての貫禄がついてきてます。年末のCBC「スジナシ」では、その演技力(全てアドリブ)で鶴瓶を驚愕せしめたのも記憶に新しいところです。白夜行(TBS)の2話以降を雪穂=福田麻由子でリメイクしてくれないかなあ。毎年(北の国からみたいに)特番にして20年がかりぐらいで

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・・・・・・・・・・すみません。福田麻由子のことになると箍がはずれてしまいますので、話を戻します。

えーと、「演歌の女王」第1回。
「演歌歌手」・「不幸」・「コメディ」と銘打ってますが、はっきり言って信じてません。
なぜならば、「女王の教室」が“鬼教師と生徒達との戦い”という形で始まり、それをエスカレートさせた形で発展させていったにもかかわらず(実際、仕込みかもしれないけど、賛否両論があり、放送中止の声もあった)最終的には骨太の強烈なメッセージを持った作品に仕上げられていたからです。
本作はどうか。第1回は「昔の男に相変わらず騙される売れない演歌歌手」という、ベタな展開でした。コメディとしてはもう少したたみかけるようなテンポがいるのではないのかなあという気もしますし、同様な展開が毎回エスカレートしていくのかなあ、という感じもします。
しかし、第2回目への引き(昔の男の子供登場)や次回予告の「やっぱり誘拐犯?」というあたりはプロットにかなりの伏線を仕込ませているように感じます。エンドロールで登場している役者さんたちの顔ぶれを見ても、かなりのひねりがあるような気がしてなりません。
とすると、今回のちょっともたつき感は全体プロットのための下準備なんだろう、とポジティブに解釈しておいて、新しい切り口のコメディなのか、それともコメディの皮をかぶった新機軸なタイプのドラマなのか。さらに期待を膨らませて次回を待ちます。

#酒井若菜がちょい役とは思えないなあ。きっと大きく絡んでくると思うのですが。