金曜日, 1月 26, 2007

ドラマ:演歌の女王  視聴率が・・・・・

ドラマについてはできるだけ予備知識を持たないで観ようと思ってたのですが、以下の記事を見つけてしまった・・・

主演ドラマでブレーキがかかった天海祐希は選択を間違えた(Yahoo ニュース経由 日刊ゲンダイ)

記事を要約すると
・初回視聴率は10.9%と低調
・役の設定が天海に合っていない
・企画段階でNGにすべきだった
とな。
作品の出来は必ずしも数字ではないし、土曜9時枠に持ってくるからには日テレも天海祐希も企画にはそれなりの考えで挑んでいることでしょう。

ただ、第1回・第2回の出来はどうだったかというと正直言って微妙。わたしなんかは企画意図を勝手に期待して、あれが伏線か、この配役の絡み方はとか、メッセージ性をもたせるのはこのあたりかなどと、楽しんではいますが、一発のドラマとしてはいかんせんツカミが弱い。事実第2回の視聴率は9.5%と下がっていて今クールドラマ中最下位になっています。(Audience Rating TV より)
視聴率で作品の良し悪しを計る気は毛頭ないのですが、一桁という低視聴率が続いてしまうとさすがに打ち切りの可能性が出てきてしまいす。そうすると(たぶん)周到に準備されていたストーリー展開や伏線がほったらかしで無茶なエンディングになってしまうかもしれませんし、もっと悪くするとテコいれによって企画意図を捻じ曲げてでも数字を取りにくることになるかもしれません。

この「演歌の女王」、あんまりパブリシティはってないんですよね。日本TVなら情報番組を総動員して宣伝かけてくるのが常なのに今回は妙に少ないです。単純なコメディならいくらでも宣伝のしようもあるはずなのに・・・・・だからかそ逆に宣伝し難いような展開を期待してしまうわけですが。

という訳で、当ブログは弱小ながら口コミを期待してしばらくは「演歌の女王」の応援に力をいれていきたいと思います。もちろん演出面を重点的にですが。

まずは番宣フォロー。
第1話・第2話のダイジェストと予告の特番があります。とりあえずここからでも追いついてください。(公式サイト ニュースより)

1月27日(土)15時00分~16時00分
『第3幕まで待ちきれないッ!「演歌の女王」天海祐希が本領発揮 いい加減目覚めろよSP』放送
(日本テレビ・福岡放送・鹿児島読売テレビにて放送予定)


#踊る大走査線だって初回は演出が多少上滑りしてたとこもあったんだし・・・まだまだ期待は捨てないです。

水曜日, 1月 24, 2007

ドラマ:演歌の女王(2)追記

最初に「このドラマは単なるコメディではないはず」と書きました。第1回、2回と予告を振り返ってみると、もう既にその片鱗は見えているような気がします。

第1回こそ、元彼に性懲りも無く騙される不幸な売れない演歌歌手、という一味違った設定がどうなるかなあ、という感じでしたが、
第2回は育児放棄・虐待、第3回は(予告の感じではたぶん)学校でのいじめ、がネタです。
これって考えてみたらコメディのネタとしてやるには結構リスキーですよね。育児放棄については掘り下げていくとどこまでも深みにはまってベタベタかぐたぐたにしか収拾がつかなくなりかねないのですが終わってみると結構軽くまとめられています。コメディとしての爽快さはもひとつですが、次回のいじめと畳み込んできているので、これは回を重ねるごとに少しずつネタが絡み合ってくることを期待していいのかな、と。

今後も社会的なネタ(というか問題)をしれっと扱うのでしょう。その都度、ビシッと啖呵をきるが、それ妄想。結局はずるずるとまた不幸を背負い込む、次の不幸へと続く、ですね。

まだ10回ぐらいありますので、ネタとしては、

・老人介護・鬼嫁 ←これは第2回の池内淳子・酒井若菜への伏線でガチ
・医療問題 ← お医者さんも既にレギュラー、エンドロールでも伏線あり
・警察官不祥事 ←これもレギュラー 痴漢冤罪あたりかな

このあたりはカタいでしょう。
あと、政治家の汚職とかもあるかなあ・・・・・おっ、それなら気になってた選挙のポスターもからんでくるな。これで5個。あと、ニート・フリータ問題、外国人労働者、リストラでしょ。
タイムリーなとこで「ホワイトカラーエグゼプション」「あるある詐欺」「不二家」「事務所費問題」・・・まではちょと無理か。

最終回でこれらの不幸にどうカタをつけるのかに注目しましょう。

ドラマ:演歌の女王(2)

第2回目。いきなり福田真由子が視聴者の質問に答えます(なぜかベストヒットUSA風)
まあ、これは第1回ダイジェストですな。あと福田真由子が主人公の幼少時で妄想内の語り相手、という設定がわかり難いので、これを改めて説明という予防策も兼ねていると。
むふふ(*^_^*)今回は中学生時代の回想でも出てきたし。毎回確実な出番がありそうで喜ばしい。
#ベストヒット風のセットはエンドロールでも出てくるので適時まとめ展開の時に使われそうです。

さて本編について。どのような展開を見せるかを期待してましたが、なんと初回と全く同じパターン踏襲ときましたか。

・前回から引いた厄介ごとにまきこまれる。
 (厄介ごとの原因は元彼)
・決断の分かれ道にたつ、で、不幸な方向を選択
・理不尽な相手を啖呵をきってぶちのめす、が、それは妄想
・ちょっとすったもんだがあって、とりあえずのまとまるが、
・結局不幸が増えただけ
・で、最後にまた厄介ごとが・・・・・ 続く

しばらくはこのパターンでしょう。ここからのどのようにパターンを“はずす”かが見ものですね。単なるコメディではない、と予想してましたが、逆にベタなパターンをひねってくるのかもしれません。観るほうもそろそろテンポに慣れてきたので、細かい演出で楽しませて欲しいところです。

次回に引っ張った厄介事は元彼の援交相手の中学生。成海璃子だよな。公式サイトをみると役名は“五味貞子”。
・・・・・・あれ、貞子だったのか。いや、素は可愛いのに陰気なキャラみたいだったんで、てっきりMr.インクレディブルのヴァイオレット(お姉さんね)をイメージしてたかと。
次回予告を見ると、中学生相手に「いいかげん目覚めろよ!」って、天海さん「女王の教室」モードになってますよ。まあ、これ妄想中のことなんでしょうが。
#たぶん終盤でリアルに啖呵きるシーンが出るでしょうね。そこでのカタルシスが楽しみ。

あと酒井若菜がちょびっとダークサイドを見せてくれました。そうそう彼女も本領発揮してくれそうでこれも楽しみ。元彼のお母さん(池内淳子)が痴呆症が出始めたというのもこれからの不幸の伏線ですね。

あと全然本質的ではないのですが、ひとつ演出なのかどうか気になったシーンがありました。信君(元彼の子供)のアパートの外のシーン。妙に目立つ選挙ポスターが張ってあったんです。本物ならば選挙法上まずいだろうし、伏線にしては弱いし、なんだったんだろ。なんか写ると都合の悪い看板でもあったのかな。それにしては色使いとは派手で不要に目立ちすぎ。
んー気になる。

木曜日, 1月 18, 2007

かけ算1.11

かけ算1.1を人に説明する時には、

原理を数式で展開するよりも

「2桁の掛け算は4つの九九に分解できる。
 このうち上下の桁の対角の掛け算の結果が簡単になるので
 計算量が少なくなる、というのがみそ」

と説明するのが一番わかりやすいことに気がついた。
つまり↓こうなる。


これが視覚的に理解できれば、足して10にならない場合でも下の桁に足したり引いた入りすることで比較的に簡単に計算できる、ということも明確。



かけ算1.1での解説よりも、より直感的・・・・・ですよね。

月曜日, 1月 15, 2007

ドラマ:演歌の女王

正月特番も終わり、今クールの番組も一通りスタートをきりました。
期待作は日本テレビ(土曜21時)「演歌の女王」です。あの「女王の教室」のスタッフが本作では天海祐希を徹底的に不幸におとしめるコメディとのこと。

「女王の教室」は個人的にオールタイムベスト5に入れておきたい傑作でしたので、否が応でも期待は高まります。さらには、先クールで「のだめカンタービレ」(フジTV)という屈指のコメディが出た後ですので、ハードルも相当高くなっているので、これをどう超えていくのかも興味あるところです。

で、第1回。新聞のテレビ欄以上の予備知識無しでみたのでなにがうれしかったといて
福田麻由子
ですよ。天海祐希とは競演3回目。仮にハルヒを実写化するのならば長門は是非彼女に、と願ってやまないのは相変わらずでして、ほんとにもう完全に女優としての貫禄がついてきてます。年末のCBC「スジナシ」では、その演技力(全てアドリブ)で鶴瓶を驚愕せしめたのも記憶に新しいところです。白夜行(TBS)の2話以降を雪穂=福田麻由子でリメイクしてくれないかなあ。毎年(北の国からみたいに)特番にして20年がかりぐらいで

・・・・・・・・

・・・・・・・・・・すみません。福田麻由子のことになると箍がはずれてしまいますので、話を戻します。

えーと、「演歌の女王」第1回。
「演歌歌手」・「不幸」・「コメディ」と銘打ってますが、はっきり言って信じてません。
なぜならば、「女王の教室」が“鬼教師と生徒達との戦い”という形で始まり、それをエスカレートさせた形で発展させていったにもかかわらず(実際、仕込みかもしれないけど、賛否両論があり、放送中止の声もあった)最終的には骨太の強烈なメッセージを持った作品に仕上げられていたからです。
本作はどうか。第1回は「昔の男に相変わらず騙される売れない演歌歌手」という、ベタな展開でした。コメディとしてはもう少したたみかけるようなテンポがいるのではないのかなあという気もしますし、同様な展開が毎回エスカレートしていくのかなあ、という感じもします。
しかし、第2回目への引き(昔の男の子供登場)や次回予告の「やっぱり誘拐犯?」というあたりはプロットにかなりの伏線を仕込ませているように感じます。エンドロールで登場している役者さんたちの顔ぶれを見ても、かなりのひねりがあるような気がしてなりません。
とすると、今回のちょっともたつき感は全体プロットのための下準備なんだろう、とポジティブに解釈しておいて、新しい切り口のコメディなのか、それともコメディの皮をかぶった新機軸なタイプのドラマなのか。さらに期待を膨らませて次回を待ちます。

#酒井若菜がちょい役とは思えないなあ。きっと大きく絡んでくると思うのですが。