月曜日, 2月 12, 2007

ドラマ:演歌の女王(第五幕) なんだか普通になってきちゃったなあ

前回(第四幕)から、これまでの配役が絡み合い始めてきて物語が動き始めてきた、と思ったのですが、
第五幕を観て、もしかしたら一般にわかり易い展開になるようにシナリオに手が入れられてしまったのでないか、という気がしてきました。

その一番の理由は、今回のトラブル「母と(腹違いの)弟との家族の絆の崩壊」が、あっさりと(まあ、命がけですけど)回収されてしまっているからです。この設定、こんなに簡単にまとめちゃっていいんですかね。父親との再会まで繋がる話の流れでそれなりに重要な部分だと思うんですが。どうも一話ごとにきれいにまとめて視聴者に安心感やそれなりのカタルシスを与えるようにしてしまったような気がします。

あとラストで次回のトラブルが出てきてない。しいて言えば痴呆症の秘密を打ち明けてしまうところが引きといえばそうなのですが、これもいつものパターンと違う。次回予告で池内淳子の痴呆症の話ということがわかるんですが、ならばもっと強烈な引きにしてもいいと思うんですが、やはり話ごとに綺麗にまとめようとしてるんでしょうか。

全10回ですから折り返しなので、話を回収する方向に持っていっているのかもしれませんが、いかんせん、低視聴率だの打ち切りだのと外野がうるさいようで、観る側も「テコ入れかなあ」などと感じてしまうのもちょっとなんですね。
なんだかんだ言っても、このドラマのメッセージ性にはかなり共感かつ期待しているので、今後も軌道修正されていないことを願っています。

#もう、どうころんでも最後まで付き合うもんね。

#その他いろいろ
・今回も「女王の教室」から出てましたね。真鍋 由介(松川尚瑠輝)。璃子ちゃんを袖にするとはもったいない。
・ホストクラブでのBGM Word Up / Cameo なつかしい。おばさま向けなのね。
・今週の貞子。スクラップ芸人になってまんがな。あと、なぜウルトラQ (^_^;)
・エンドロールに「赤いプルトニウム」・・・・・また微妙なところを。