日曜日, 5月 27, 2007

toto BIG でよくある勘違い

先週からtoto BIGのエントリを書くにあたって、いくつか関連ブログを見たのだが、意外に確率を勘違いしているところが多かった。一番大きな勘違いは、

「ホームとアウェイで勝率が違うから、1等があたる確率は、正確には478万2969(=3の14乗)分の1ではない」

というもの。
実はtoto BIGでは、試合の勝敗確率は全く関係ない
それどころか実は試合などしなくてもtoto BIGのくじは本質的には成立するのである。

つまり当たり組み合わせが毎回「オール1」であっても、本質的には全く影響しない。もちろんその場合は、くじを買った瞬間にはずれがわかってしまうことになってしまうが。
toto BIGで重要なのは、「くじが1口ごとにランダムに発行される」ということだけである。

試合結果にリンクさせるのは、スポーツ振興の建前と、くじの楽しみを先送りにするためだけでしかない。
週刊誌のアドバイスなどで「3試合は納得できる組み合わせが出るまで買う」などというのは必勝法でもなんでもなく、ただただ、売り上げ向上のサポートをしているに過ぎず、口数を増やした分の勝率向上と、せいぜい、くじの楽しみを少しでも伸ばす程度の意味しかないのである。

なお、くじ発行のランダム性は2等~4等の配当金が非常に安定していることからも判断できる。
通常のtotoと比べtotoBIGでの4等配当金の安定度は格段の差がある。これはくじの発行がそれなりにまんべんない組み合わせに足して実施されている間接的な証拠であろう。

ただ、現在のシステムが本当にランダムなくじ発行をしているかどうかは若干疑問が残る。

どうして振興協会は、くじの販売終了時点で、勝敗パターンごとのくじ発行口数を公開しないのだろうか。これさえやっておけば八百長の疑惑は完全に払拭できるのに。
1等のあたり口数が先にわかってしまうのが興ざめならば、暗号化したデータを先に公開しておいて、試合が確定した時点で、勝敗パターンごとの発行口数を解読できる暗号を公開すればいい。
とにかく、今回みたいな実に微妙な当選数が続くのならば疑われてもしかたないだろう