時期をちょっと逸しており、かつ、本筋とはあまり関係ないのですが、
修学旅行のエピソードで懐かしい京都の風景がでてきたので一言。
初恋の夢破れたかがみが眺めている鴨川の風景。
カップルが点々とならんでいます。
この光景、
「鴨川の等差数列」
と呼ばれておりました。
いや、本当に見事なまでに等間隔なんですよ。
上のカットだと3組しか描写されてないのでそれほどでもないのですが、3条から4条にかけてそれはもう目盛りをうったのではないかというぐらいの綺麗な等間隔。
日中から夕方、夜にかけてカップルの数はそれなりに増減するのですが、一時的な間隔の乱れはいつのまにか修正されてしまいます。
まあこれは、個々のカップルが両隣のカップルからできるだけ距離をとろうとする意志と補正行為が強力に働いているから、それと、カップル以外の進入を跳ね除けるATフィールドのごとき心理バリアが形成されているから、ということが容易に推定されます。
それにしても、時刻・曜日・季節にかかわらず等間隔を自律的に維持する様はやはり壮観でして、ある意味ソーシャルダイナミクスの完璧な具現例として、その内側に入れない観察者に対してトラウマ寸前の印象を残しているわけですよ。
そんな懐かしくも切ない思い出。 けっ。
#追記:話数間違えてたので修正
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